OUR SERVICE診療案内

予防歯科

「歯医者は困ったらいくところ」

こう思っている方は多いと思います。
しかし私たちは、

「歯医者は定期的にお掃除にいくところ」

こう思って欲しいのです。

  • お困りの原因で特に多いのが「痛い」だと思います。
    「痛い」という状態は信号で言うと黄色や点滅した青ではなく、赤信号になっていることが非常に多いです。
    痛みが出てから歯医者さんへ行くと、思っているより重症でむし歯だったら神経を取ることになったり、歯周病だと外科処置が必要もしくは抜歯に至ることが珍しくありません。

  • むし歯や歯周病、実はこれらはごく初期の段階を除いて
    「全く元通り」にはなりません
    なのでできるだけ予防を行い、なっても進行を遅らせる、現状を維持することが大事になります。

    当院では患者さんの状態に合わせて定期的なメンテナンスを薦めており、お掃除や口の中のチェックをさせていただいております。1人1人の口の中の状況(検査の結果・口の中の写真・レントゲン写真など)をもとにメンテナンスの内容もそれぞれのお口の状態に合ったケアをさせていただきます。

    また症状がない方でも、疑問・質問なんでもご相談ください。きっと力になれると思います。

POINT 01

なぜそうなったか? を考えた治療

むし歯や歯周病になる原因は一人ひとりによって異なります。
またすでに失った歯も、どうしてそうなったのか必ず理由があるはずです。
その原因を放置したままだと、いくら削って詰めてもむし歯は再発しますし、歯周病も進行を止めることは難しいです。

POINT 02

メンテナンスをおこなう

治療が終わっても、むし歯や歯周病は全く元通りにはなりません。むしろそこからがメンテナンスのスタートになります。
予防歯科が盛んな国(アメリカやスウェーデン)の方は、定期的に健診で歯科医院を受診する人が多いです。
むし歯や歯周病を再発することなく、ご自身の歯で生涯過ごしたいのであれば、お口の環境を保っていく必要があります。
当院ではそのサポートを行っております。

メンテナンスでは何をするの?

  • むし歯になっていないか。
    経過観察している歯が進行していないかのチェック。

  • 歯周病の程度や進行していないかのチェック。

  • PMTC=歯科衛生士によるバイオフィルム(細菌の膜)の除去。

  • 被せ物や詰め物、入れ歯に不具合がないか?

  • お口の粘膜に異常がないか?

  • お口の中で困っていることや相談したいことはないか?

これを定期的に行うことでむし歯や歯周病の発生・悪化を未然に防ぎ、
治療が必要になった場合でも早期の治療が可能で、最小限の治療で済みます。

予防歯科を受ける方が、生涯医療費が低く抑えられるという統計が出ています。
これは口が健康の入口だからです。

なにより将来的に自分の歯を残すことができて、一生自分の歯で食事ができます。
これは、人生の楽しみが不自由なく続けられるということです。

ぜひ、定期メンテナンスをしていただけたらと思います。

ご不明な点、ご相談などがございましたら院長やスタッフにお気軽にお尋ねください。
お口の健康を守るためのサポートを全力で行っていきます。

歯周病治療

  • 歯周病は歯ぐきかが腫れているだけの状態=歯肉炎と、歯槽骨(歯を支えている骨)が下がっている状態=歯周炎があります。多くの場合は歯周病原因菌による毒素が原因です。

    歯についた黄色っぽいぬるぬるした物体をプラークといいます。これらは食べかすではなく、菌の塊なんです。重さの90%が菌です(ちなみに便は重さの60%が菌です)。
    プラーク1gの中に約100,000,000,000もの菌がいます。そしてこれらは毒素を撒き散らすだけではなく、放っておくといずれ硬い歯石になってもはや歯ブラシでは取れなくなってしまいます。
    むし歯や根管治療の項目では、菌を取り除くことを治療内容に示していましたが、歯周病はちょっと違います。私たちが行う歯周病の治療は「ご自宅でのハミガキでプラークが落とせる状態を作ること」です。歯周病の治療のメインを担うのは、患者さんご自身になります。

  • 私たちが行うことは例えば、

    ・歯ブラシで除去することができないバイオフィルム(プラークの足場になる菌の集合体)を機械的に除去する。
    ・プラークを染める薬品で磨けていない箇所を目で見えるようにして、ご自身にあった磨き方やケア用品を考える。
    ・歯石が邪魔して磨けない場合は専用の器具やレーザーで歯ぐきの中まで歯石を除去します。
    ・ポケット(歯と歯ぐきのスキマ)が深すぎて毛先が届かない場合はポケットを外科的に取り除いて浅くします。

歯周病の進行

  • 正常な状態

    • ピンクで引き締まった歯肉
    • 歯肉溝は1mm程度
    • 歯周組織に保持されている
  • 歯周炎(軽度)

    • 歯肉がさらに腫れ赤紫になる
    • 歯周ポケットが深くなる
    • 歯槽骨が溶けはじめる
    • ブラッシングで出血する
  • 歯肉炎

    • 歯に歯垢・歯石がつく
    • 歯肉が炎症をおこして赤く腫れる
    • 歯肉溝が少し深くなる
    • ブラッシングで出血する
  • 歯周炎(中度)

    • 歯肉は大きく膨らみ赤紫になる
    • 歯槽骨が溶け歯が動くようになる
    • ブラッシングで膿や血が出る
    • 口臭が気になりはじめる
  • 歯周炎(重度)

    • 歯肉は大きく膨らみ赤紫になる
    • 歯肉が後退して歯が長く見える
    • 歯がグラグラになり、やがて抜ける
    • 食事をしただけで膿や血が出る
    • 口臭が強くなる

う蝕(むし歯)治療

  • むし歯菌に感染した歯の一部は、菌が産み出す酸によって溶けてしまいます。なので感染した歯は削って、失った部分を補う必要があります。削る量を最小限にするため、また感染部位が残らないように、拡大した視野で治療を行います。

    一見ほんの少しの小さな亀裂(咬み合わせや加齢による)でも菌にとっては、ゆうゆう通れるため感染経路になってしまいます。頑丈なエナメル質を無視して中の柔らかい象牙質がごっそり感染していた、なんてこともよくあります。

    むし歯にはC1~C4の4段階そしてむし歯の前段階のCoがあります。

  • C0 ~ C1:むし歯の前兆または軽度のむし歯

    穴は空いていないけど色が変わっている。
    またはエナメル質の浅い部分のむし歯。

    初期のむし歯は、削らずに進行を止めて経過観察を行う場合がございます。

  • C2:中度のむし歯

    象牙質に達しているむし歯。

    エナメル質よりも深い位置にある象牙質は、痛みがあったり、進行すると神経に達するため治療が必要となります。

    • 直接詰める治療 ①

    • 直接詰める治療 ②

    • 型を採って詰め物を作製する治療

  • C3:重度のむし歯

    歯髄(神経・血管の詰まっている部分)に達したむし歯。

    さらにむし歯が進んで歯の中にある歯髄全体が感染を起こしてしまうと、何もしていなくても強い痛みが出てきたりします。

    根管治療

    歯の中には神経や血管、そのほかにも細胞などが詰まっています。それらをまとめて歯髄といいます。歯髄が感染を起こすと、疼いたり激しい痛みが出たりします。虫歯が歯髄の達していても、初期の段階なら保存することができる場合もあります。歯髄を取り除くと歯の寿命がどうしても短くなってしまうため、できる限り保存することが大切です。

    しかし歯髄全体が感染を起こした場合それを除去するしかありません。歯髄を取って、代わりに人工的な材料を隙間なく詰める治療が必要です。

    また、一度歯髄を取って材料を詰めた歯も、もう一度感染を起こしてしまうことがあります。この場合、感染した中の材料を取って根の先までキレイにする必要があります。

    • 汚染された神経を取ります。

    • 中に代わりの材料を詰めます。

    • 土台を建てて被せ物を作ります。

  • C4:最重度のむし歯

    根っこより上の部分が崩壊してしまったむし歯

    むし歯によって歯の大部分が失われた状態です。
    残念ながら抜歯となる場合が多いです。

審美歯科

  • 当院では口元の印象が気になる方へ、ホワイトニング治療やセラミック治療、マウスピース矯正治療など行っております。

  • ホワイトニング治療

  • セラミック治療

  • 矯正治療

矯正歯科

  • 当院では現在矯正の先生をお招きし、矯正相談と治療を行っております。もし興味がございましたらスタッフにお尋ねください。
    また、マウスピース矯正も症例によって可能です。興味のある方は一度ご相談ください。

小児歯科

  • 子どもの歯科治療の目的は「大人の歯に正常にバトンタッチをすること」です。昔に比べるとむし歯になる子は減ってきましたが、食生活や環境の変化によって注意すべき点はたくさんあります。

    口呼吸 / アレルギー性鼻炎 / ストレートネック / 口腔習慣 / 口腔機能発達不全

    そしてこれらは、口の中や顔、身体的特徴に現れるため、歯科の人間だからこそ見つけられることが多いです。

  • 口呼吸

    口呼吸は口の中の乾燥を招き、唾液によるバリアを失ってしまいます。
    その結果むし歯や歯周病のリスクが高まります。また喉が刺激を受けることでアレルギー性疾患を誘引することがあります。

    口呼吸を引き起こす原因の一つが鼻炎です。鼻で呼吸ができないと顔の上半分の成長を妨げることがわかっています。歯科治療と並行して耳鼻科の受診を勧めるケースがあります。

  • ストレートネック

    ストレートネックをご存知でしょうか。スマホやタブレットなどを長時間見続けたり、悪い姿勢をとり続けることで首が前に固定されてしまうことを言います。これにより首の筋肉が下顎を強くひっぱり、下顎が後ろに下がることがあります。前歯が噛み合わなくなったりなど歯並びに影響が出ることさえあります。

  • 口腔習慣

    指しゃぶり(4歳以降)・咬唇癖・寝相・頬杖

    これらは顎や歯並びの成長に悪い影響を与えることがあります。

  • 口腔機能発達不全

    咬む力、話す力。
    舌や口の周りの筋肉が弱いと、歯並びが悪くなったり、食べる・飲む能力が弱い場合があります。
    咬む力が弱いと、柔らかいものばかり好むようになり、栄養バランスが悪くなるほか、そういうもの(カレー、ハンバーグ、ラーメン、菓子パンなど)に多く含まれる糖・脂によって肥満になりやすくなります。

口腔外科

  • 当院では抜歯の際にリスクになるような因子(基礎疾患や内服しているお薬など)がある場合、かかりつけの病院にお手紙を書かせていただく場合がございます。これは安全に抜歯を行う、あるいは抜歯を選択肢から外して別の治療計画を立案するのに必要となります。また親知らずの抜歯などで顎の骨の状態を詳しく検査するためのCTも備えております。

義歯治療(入れ歯)

  • 歯を失った場合、うまく食事ができなかったり、放置しておくと反対側の歯がだんだん出てきたり、前後の歯が倒れてきたりします。残った歯を残すためにも、状況に合わせて義歯の製作を薦めております。

訪問診療

  • もし歯科治療をご希望で通院が困難な方がいらっしゃいましたら、一度ご相談ください。当院では訪問診療を行っており、できる限り口の中のお悩みに応えたいと思っております。